こまごめ通信vol.34(2022年3月号)ができました

 駒込を愛する人びと「駒込人」が発行するこまごめ通信。駒込人お気に入りの人やお店、スポットをご紹介します。
 暖かい日が増えましたね!春一番が吹く日も近いでしょうか。人心や社会状況も温かく解けてゆかないかなぁと思う毎日。コロナ禍だけでなく、彼の国の緊迫した状況を思うと、胸が痛くなります。
 取り巻く環境に翻弄されることもありますが、できることからコツコツと。いちこまごめ人の声を拾って、今日も発信していきます。

だーちゃで「あそび×まなび=こころのびのび!」

 はじめまして。NPO法人だーちゃらぼ(MAP①)は、不登校などで悩む子どもたちや地域で子育てをする保護者をサポートする団体です。二〇二一年一月よりこまごめで活動を開始し、不登校生を支援する『フリースクールだーちゃ』、オンラインで心理師に相談できる『個別支援』、親子で楽しめる『イベント』を行ってきました。 

 学校がつらい、こころの調子が良くない、家でひきこもってしまっている、といった悩みと向き合ってきました。一人で悩んでいても自分の中からは答えが見つからず、立ち止まってしまうことが多いと思います。一歩前に進みたい子どもたちを、私たち専門家が後押ししています。

 私たちは「あそび」と「まなび」を通じて子ども達が「こころのびのび」と過ごせる居場所づくりをしたい!という想いで集いました。ダーチャ(ロシア語で菜園付き別荘の意)の名に相応しく、自然が多く、落ち着いていてほっとできる活動拠点を探していました。そんな中、偶然こまごめにある物件に出会いました。そしてFBの「駒込を楽しみ隊」では盛んな交流が見受けられ、こまごめは誰からも愛されている地域だと確信し、ここを活動拠点としました。

 二〇二二年四月から、小学生以上の子どもたちの放課後の居場所として『体験学習教室LABO』がオープンします。また、地域のどなたでも気軽に参加できるイベントも毎月行っておりますので、ぜひ一度だーちゃに遊びにいらしてくださいね。

松葉•加納(駒込ビギナー)

正体は料理人

 第一印象は「ビギンみたいな人」だった。単に服装が沖縄っぽくて、ハンチングをかぶっていたから、というだけで、顔立ちや声が似ている訳ではない。そもそも、顔は昨今の事情により半分隠れているから、よく分からないというのが正直なところ。

 昨夏、近所の児童館で平日よく顔を合わせるようになったパパ友。のんびり穏やかに、息子さんと過ごしている姿に癒されていた。

 ある日、素敵な眼鏡をかけて現れたパパ友。聞けばサニーグラス(②)で買ったという。
 沖縄っぽい出で立ち、サニーグラスのおしゃれ眼鏡……。そういえば飲食のお仕事をされていると言っていたな。場所は駒込と巣鴨の間あたり。あれ?サニーグラス・荒木さんに聞いたオススメのお店「和バル縁(⑤)」さんも、あの辺だったな。沖縄料理を出すお店だったはず。

 勇気を出してパパ友に聞いてみる。「もしや、お店って和バル縁さんですか?」……大正解!点と点が線でつながった瞬間でした。

 実は開店当初から気になっていたお店。でもなかなか実際に訪れる機会が無いまま、早や数年。粋人・荒木さんがオススメするのだから間違いない、行かなきゃ!と思いつつも行けないでいたあのお店の店主が、まさかこのパパ友だったとは……。

 念願かなって、お店へ伺うと、おいしいお料理の数々!さらに、ご夫婦そろって滋味深い素敵なお人柄。そこでは沖縄の暖かい風が吹いていました。

 お座敷席もあって過ごしやすく、一歳児連れの家族で誘いあってお店へ行ったときも、行き届いた気配りに感動!さらに、元旦も営業されていたので、今年は年明け初日から行ってしまいました(笑)。

 こどもを通じて知り合った人のお店が、お気に入りのお店になる。この順番、逆だったらそこまで印象的な出会いとして刻まれなかったかもしれません。おもしろいですね。

くれまちこ(駒込レベル中級ライター)

たじまの店員さん

 駒込の北側に住んでいる人の多くがお世話になっているだろう、エネルギースーパーたじま(⑥)。日々の買い物で頻繁に足を運んでいると、自然と店員さんの、特にレジを担当する人たちの顔を覚えてしまう。

 こちらのお金を払う準備が間に合わないくらいのスピードでレジ打ちをこなす人、一見愛想が良くなさそうで、細かく気配りしてくれる人、高齢でも元気に頑張る人……。逆に経験が浅くて慣れない手つきの人の場合は心の中で応援してしまうことも。様々な人がいる中で、共通しているように思うのが、つまらなさそうに仕事をしている人は見たことがない。ある人は真剣に、ある人は楽しんで、ある人はマイペースに。この人たちが作り出すたじまの空気感が、僕は好きだ。

 一方で最近は見なくなってしまった人もいて、懐かしく思うこともある。色々な人にたじまは支えられていて、そんなたじまにうちの食卓は支えられている。

呉正平(ゴメスを溺愛する三十六歳)

こまごめニュース

★「こまごめ通信」本の三巻目が来月発売予定!詳細は「こまゴメスのこまごめ散歩」ブログでもお知らせするニャ。良かったらチェックしてみてニャ!

★先月、ミステリーウォークが久々に開催されたニャ!ミステリー手帖片手に、商店街を歩く人々を見かけることもしばしば。オンラインでも参加できたから、実際にはもっとたくさんの人が楽しんでいたんじゃニャいかニャ~。
制限はあるけど、いろいろ工夫しながら、今後もこまごめを楽しむイベントに参加したり、あるいは企画したり、盛り上げていきたいニャ。

こまごめ通信とは

 街を行きかうこまごめ人が、自分たちの好きな場所について静かに語る。こまごめへの愛をひっそり描く。
 この街で生活する人たちの息遣いが感じられるような、そんなコミュニティペーパーです。一年分の記事をまとめた冊子「こまごめ通信本①②」は、フタバ書店さん(⑦)で販売中です。


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発行:こまごめ通信 編集部

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