駒込を愛する人びと「駒込人」が発行するこまごめ通信。駒込人お気に入りの人やお店をご紹介します。
この年末から年始にかけては、連休を取れたお店も多かったように見えた駒込近辺。「こま通」を手にした全ての人に幸あらんことを!今年もよろしくお願いします。
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こまゴメスのこまごめでおかいもの vol.5 気のきく猫、ゴメスはcomaへ行く
茶店のカウンターから
霜降商店街で一番遅くまで開いている店は、カフェでもバーでもなくて、書店である。
「ふたば書店(①)」さんを好きだというお客さんは少なくない。南陀楼綾繁さんは、あるトークイベントで「東京でおすすめの書店」を聞かれて「ふたば書店」と答えていた。
ふたば書店さんが夜遅くまでやる理由を聞いたことがある。以前、駒込駅東口近くのアザレア通りに店を構えていた頃、駅が近かったため23時まで営業していたらしいです。移転後も当時のお客さんが来てくれるから、と。
この話からもわかるように、ふたば書店さんは一人ひとりのお客さんをきちんと見て仕事をする。ある人は継続している漫画の新刊が出た時に「新しいの出ましたよ」と声をかけられたり、ある人は「お好きな作家さんの本入りましたよ」と言われるそうで、わたしも取り寄せでお願いした本は最速で当日に買わせてくれます。
またあるふたば書店の常連さんは、自分が買う本を見て棚を作っているな、と感じたことがあることを指して「人力Amazon」と、評していましたが、決して饒舌ではない店主が書籍と棚でする表現を、わたしはまさに有機的な素晴らしい創造物だなと思うわけです。
しば田ゆき
平塚亭つるおか(②)
私の家族は和菓子が大好きで、三時のおやつは和菓子を食べます。中でも、餡ものが中心になります。どこそこの大福はおいしいとか、ドラ焼きは、日本橋のうさぎやが一番とか、この間の根岸のこごめ大福が大きくて食べでがある、等々、いろいろなことを話しながら時を過ごします。
ある時、家内が美容院で平塚亭のダンゴが美味しいという話を聞いてきました。
早々、私は当店にダンゴを買いに行き、家族で食べてみました。家族のものは「ダンゴに腰があり、とても美味しい」と好評でした。その後当店を訪ね、主人にその旨を伝えると「うちは昔ながらの作り方、杵つきだから美味いんですよ」と言われました。
それ以来、すっかり当店が好きになり、正月の餅も頼むようになりました。
廣瀬明(「こま通」イベント参加者)
お節に飽きたらイタリアン?
なぜ駒込でもお洒落なイタリア料理が作れるのか知ってますか?イタリアの家庭料理は素朴だから。駒込の下町も素朴なところじゃない?あ、ダサいと違いますよ(笑)。言いたいのはイタリア料理って基本的にシンプルで、良い素材を使って体にバランスのある栄養を与える料理が多いです。そういう意味で和食に似ていて、日常的に使う色々な食材が揃っている駒込のスーパー、商店街で買い物すればたくさんのイタリア料理が作れます。
さて今回紹介するのはかぼちゃのデザート・おやつです!イタリアにもかぼちゃの様々な種類がありますが、日本のかぼちゃは特に甘いのでこのレシピに向いてますよ♪かぼちゃのフリッター(ドーナッツのようなもの)です。「え、さっきイタリア料理って体に良いものだって言ってたけど……、揚げ物?」……まぁ、どんなものでも食べ過ぎなければ体に悪くないよ!バランスが大事!(笑)
因みにフリッターはりんごを使ったり、お米を使ったり、栗などのもあります。寒い時のおやつにどうぞ~。
【 材料 】
かぼちゃ(生)500g
小麦粉 120g
オレンジ 1個
グラニュー糖 70g
卵 2個
ベーキングパウダー 5g
シナモン 適量
ラム酒 お好みで
キャノーラ油 適量
粉砂糖 適量
※野菜と果物は新鮮なものがおすすめで、「スターフルーツ(③)」などの八百屋さんで買います。その他の材料は「たじま(④)」、「サカガミ(⑤)」、マルエツでも、お任せします。
かぼちゃを蒸した後、皮を剥いてボウルに入れて細かく潰す。グラニュー糖、卵(全卵)、すり下ろしたオレンジの皮、小麦粉、ベーキングパウダー、シナモンとラム酒を加えて滑らかな生地になるまで混ぜる。大きな鍋で油を温め、フリッターの種をスプーンで掬いながら油に入れて狐色になるまで両面を揚げる。油を切って少し冷ましたら、粉砂糖をかけてお召し上がり♪
*ついつい食べすぎないようにご注意*
キアラ(イタリア料理研究家)
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駒込ニュース
昨年十二月、山手線で「降りたことがない駅」堂々の第一位を獲得した駒込!やりました!何はともあれ一位ですから。……そう思う一方、本当は良いとこ満載なのに、とも。駒込人の間だけの秘密にしておきたい気もするけれど、せっかくだから素敵な駒込をアピールしたいと思います。今後も「こま通」に乞うご期待!