こまごめ通信vol.37(2022年6月号)ができました

 

 駒込を愛する人びと「駒込人」が発行するこまごめ通信。駒込人お気に入りの人やお店、風景をご紹介します。
 史上最短での梅雨明け。時候の挨拶も二ヶ月先取りしたいくらい!
 こまごめの、そこかしこで行われている工事を見るに、作業をされている方の体調が心配になります(麦茶を配って歩きたいくらい!)。
 こまごめライフを楽しむのにも体力が要ります。どうぞみなさま、ご自愛ください。

日ノモトブルーイング&ビアスタンド

 駒込初のブリューパブとなる「日ノモトブルーイング&ビアスタンド」さんのオープンに突撃。

 自家醸造のビールは夏あたりとのことで、今はコラボビールやゲストビールが繋がっています。

 カウンター席にスタンディング席もあり、軽く一杯から飲める雰囲気です。

 ボトルショップも併設で、今日は大好きな小川町、麦雑穀工房さんのボトルビールをシェアしました。店主選りすぐりのおいしいクラフトビールを買えるので、家飲みやお土産にも重宝しそう。人気の奈良醸造さんや逗子のヨロッコビールさんもありました!クラフトビールは大塚か池袋まで行かないと入手できなかったので嬉しいです。

 当分は週末営業とのことで、行く際はSNSチェックしてみて下さい。醸造も楽しみです!

渡辺未来

※日ノモトブルーイング&ビアスタンドさんのサイト
 👉https://m.facebook.com/hinomotobeer/
 現在は金土日のみ営業。
 駄菓子もいろいろあり、アルコール飲めない方、子ども等、駄菓子のみの利用でもOKだそうです。

学校への歩み(前編)

 昭和四十一年に自費出版された「こまごめ」第三号に掲載されたエッセイの掲載許可をいただきました。
 都電が走っていた時代のこまごめの景色が鮮やかに描かれ、まるで今一緒に登校しているような気持になるエッセイを、前後編でお楽しみください。

「いってきまーす!」と朝七時四十五分に我が家(編集者注:駒込駅前の子育て地蔵付近)を飛び出した。

 パン屋の前に来た時、王子駅からの都電が私の目の前を通り過ぎる。中にいる人が私の姿をみながら都電にゆられていた。

 私が都電の車庫を通り過ぎる頃はまだ、学生はまばらだ。あと五分たてば学生だけの電車になってしまう。

 駒込駅前の横断歩道の信号が青になった。これから働きに行く人たちがぞろぞろ。早いなぁー……と思っているとポーッガタガタと右手の方に貨物列車が駒込橋の下を通っていく。その貨物列車を横目で見ながら緑色の列車が私の足元に走って来た。その列車は少し混んでいるようだ。

 駒込橋の所にある交番で警官が青空に手を……(本文欠損)ちょっとたいくつそうである。そこを通り過ぎると二、三人喫茶店の前でバスを待っていた。私はバスのやって来る方を見た。まだ私の視野にはバスは見えない。

 六義園まで来た時近くの電機屋の人が店の前で水をまいていた。そこから長く商店街が続いている。まだ店は開いていない所が多いようである。

 うなぎ屋「大和田」の手前の家には毎朝出会う犬がいる。その犬に「おはよう」と声を掛けながら上富士(交差点)の銀行の前に来た。(後編に続く)

小川義多

こまごめニュース

★「こまごめビールプロジェクト音楽部」さんによって、カフェ・ポート・グラスゴー(巣鴨)でコンサートがひらかれたニャ!
「こまごめの街を盛り上げたい」という思いで、まちの有志の人が生み出したプロジェクト「こまごめビール」。そこで生まれた人のつながりで「こまごめビール音楽部」が発足。自ら「楽しむ」だけでなく、「楽しみを生み出せる」人がたくさんいるこまごめって、ゆたかですてきだニャ~。

★今年は西ヶ原みんなの公園、滝野川公園、六義公園などで、じゃぶじゃぶ池が利用できるニャ。水遊びができるところは貴重!既に猛暑な毎日だけど、熱中症に気をつけつつ、子どもの外遊びも応援したいニャ~。

こまごめ通信とは

 街を行きかうこまごめ人が、自分たちの好きな場所について静かに語る。こまごめへの愛をひっそり描く。
 この街で生活する人たちの息遣いが感じられるような、そんなコミュニティペーパーです。一年分の記事をまとめた冊子「こまごめ通信本①~③」は、フタバ書店さんで販売中です。


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発行:こまごめ通信 編集部

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