「こまごめ」を愛する人びと=「こまごめ人」が発行するこまごめ通信。こまごめ人お気に入りの人やお店、風景を紹介します。
今年は台風やゲリラ雷雨が多い印象。雷のせいか突風のせいか、七月には飛鳥山公園の木が根元から折れる!なんてこともありました。
九月の天候やいかに。天祖神社や七社神社などの秋祭りを楽しみにしている人も多いはず。どうか穏やかな天気になりますように!
Contents
こまごめぐり vol.3
ミャンマーご夫婦の作る絶品担々麺にはパクチーを添えて
こまごめで最初に住んだマンションの周りには、外国出身の方が多かった。ベランダで洗濯物を干しながらインド映画の音楽を歌う青年、暑い夏に窓を開けて赤や緑の鮮やかなワンピースで過ごすタイのおばちゃん達、おいしいにおいを一帯に漂わせて料理を作るミャンマーのおばちゃん……まるで東南アジアの住宅に迷い込んだようなそのマンションでの生活は、国を超えたご近所付き合いの楽しさを教えてくれた。
駒込駅北口の「ターリーズワ」やアザレア通りのラーメンタワー(ザ・シティ駒込)にぞくぞくミャンマーのお店が誕生し、ミャンマータワーとなっているなど、最近ミャンマー化が激しいこまごめエリアだけど、結構昔から駒込にはミャンマーの人が多かった。何かの本を読んでいて「ミャンマー人が多いのは、駒込」と名指しで書いてあった。山手線内で比較的家賃が安いことが理由に挙げられていたけど、ミャンマー出身の友人を見ていると、「友達が住んでいるから来てみたら、住みやすそうなので近くに住む」というのが正しいような気がする。私はミャンマーに行ったことがないけど、こまごめっぽい雰囲気があるのではと思っている。
さて最近引っ越したマンションに帰ってくると、なぜか漂うおいしそうなミャンマー料理の香り。「またミャンマー料理を食べたいなぁ」と思っていると、チャイムが鳴って「ダンバウ(ミャンマー風の炊き込みご飯)食べませんか?」。同じマンションのミャンマーの方がおすそわけに来てくれた(以前私がミャンマー料理が好きと言ったのを覚えていてくれた)。ミャンマーの人優しすぎる!もちろんそのダンバウは、ものすごくおいしかった。
そしてその方がお店を作ったと聞いて、喜び勇んで食べてきた。
駒込駅東口から徒歩三十秒ほど、線路沿いにあった担々麺の店『胡椒漢(らしょうはん)』の場所にある『担々麺空星』。ミャンマーの人はミャンマー料理屋よりも、居酒屋や寿司屋など、日本人向けのお店を作ることが多いようだ。アザレア通りにある『ペコ』も最初は博多とんこつラーメンのお店だったなぁ。お店の看板メニューの『汁なし担々麵』をオーダー。ちぢれ麺によく絡む担々麺ソースは、スパイスは控えめで食べやすい味わい。途中でパクチーのトッピングをおすすめされたので味変してみた。一気にエスニック感が増し、あっという間に完食。
お店のご夫婦は、もともとは千石でTAWARAという居酒屋をされていたとのこと。真面目な仕事ぶりで、ラーメンの仕上がりが丁寧なのが印象的でした。
前の店では和食、ミャンマー料理など幅広く提供されていたそうで、この店でもぜひ出してほしいと願っています。ラペットゥ(お茶の葉サラダ)を食べながらビールと担々麺なんていいなぁ。
織田博子(こまごめ在住のマンガ家)
ゴメスのこまごめでおかいもの(4コマまんが)
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こまごめには食通の方が多いのか、お店に行ってみたくなる、おいしそうな食レポがたくさん。「最近あのお店行ってなかったなぁ」「新しくできたお店、こんな雰囲気なんだ」と、こまごめ人の来店機会がここで生まれることも。駒込駅東口出てすぐのジェラート直売所「Labo-Teria Piece」、各店の冷やし中華、スタミナつけたい「ビリーザキッド」のステーキ、ボリューム満点「金太郎鮨」等々、気になるお店が目白押し。
そんな中、八月は盆踊りや縁日、はたまた急な豪雨で駅前の排水溝が溢れるニュースなど、夏らしい投稿も多かったですね。こまごめで行われるおもしろいイベント情報も日々更新されています。要チェックです!
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