こまごめ通信vol.66(2024年11月号)ができました

 「こまごめ」を愛する人びと=「こまごめ人」が発行するこまごめ通信。こまごめ人お気に入りの人やお店、風景を紹介します。

 旧古河庭園のバラフェスティバルからバトンタッチするように、紅葉が始まり秋の景色に。寒暖差に気をつけて、こまごめライフを楽しみましょう。

子ども達の力が発揮された こまごめ子どもフェスタ

 二〇二四年十月二十七日、記念すべき第一回こまごめ子どもフェスタが染井吉野桜記念公園(駒込駅北口すぐの公園)で開催されました。
 このイベントは、駒込一丁目の親子カフェhahacoさんを運営している(一社)おやとこプロジェクトさんが中心となり、こまごめ子どもフェスタ実行委員会を発足。ボランティアの大人や大学生、そして小中学生の「子ども準備委員会」メンバーが一年近くかけて準備してきました。
 子ども準備委員会では「射的」や「輪投げ」「工作」「数字ジャンプ」などの出し物を考えたり、どうやったらスムーズにブースを運営できるか等、意見を出し合ったりして、フェスタ開催に向け活動してきました。

 フェスタ当日は天気にも恵まれ、十三時開場予定でしたが参加者が待ちきれず、十五分前にはほとんどのブースがスタート。行列ができていました。
 ブースを体験するための地域通貨「ファンC(シー)」(名称やデザインを子ども達が考えました)を購入して入場します。ですが、このイベントの特徴は、働くことでファンCを稼ぐことができるということ。
 ほとんどのお子さんは「お仕事」をして、ファンCをゲットしていました。子どもにとって、楽しい遊びを提供してもらうだけではなく、自分たち自身で楽しみを考え、作ることが面白いという体験になったのではと思います。

 会場には子ども達の考えたブース以外に、「ダンス」(インストラクター久保田朱沙提供)、「音楽」(「瑠璃の音」音楽教室提供)、「マンガ」(マンガ家織田博子提供)ブース、キッチンカー、ダンスや音楽を発表するステージがありました。

 印象的だったのは、ブースで働く小学生くらいの女の子が、幼稚園くらいの小さな兄弟に働き方を教えてあげていた姿でした。小さな子でもできる、ものを渡すお手伝いをさせてあげていました。子どもが、小さな子の立場に立って行動している姿に、このフェスタの力を感じました。
 来場者は子どものみで二二五名、大人はその倍近く来たので会場はいつも大盛況。初めての開催にもかかわらず、大成功を収めていました。

イベント主催はこまごめ子どもフェスタ実行委員会。来年以降も開催される予定なので、ボランティアスタッフや子ども準備委員会を募集しています。連絡先はkomagome.kodomo.fes@gmail.com(担当:おじま)もしくはカフェhahacoまで。 

イベントレポート・織田博子(マンガ家)


ゴメスのこまごめでおかいもの(4コマまんが)

あると助かる地域のお店

 残暑厳しい九月。朝、自転車に乗ろうとスタンドを外した途端、後輪がペシャン! パンクでした……。泣く泣く歩いてこどもを幼稚園へ送り届ける。午前の用事を終えてから、自転車修理に向かった。

 旧古河庭園向かい、滝野川会館の並びにある自転車屋さん。修理専門なのだろうか?店名はわからないけど、前からあることだけは知っていた。

 「どれ」と言葉少なに、自転車を寄せる店主。おいくつなのか。重い電動自転車で恐縮する私に、店主は奥の椅子を勧めてくれた。自分は使い込まれた木の道具箱へ。それは腰掛ける作業椅子にもなっている。

 淡々と進む修理を眺めながら、待つことおよそ十分。午後のお迎えに間に合いホッとしていると、店主は「ご苦労さん」とにっこり。職人の手つきに感激した昼下がりのできごとでした。

くれまちこ(こまごめ十二年母四年)

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