こまごめ通信vol.44(2023年1月号)ができました

 

 「こまごめ」を愛する人びと=「こまごめ人」が発行するこまごめ通信。こまごめ人お気に入りの人やお店、風景をご紹介します。

 新年おめでとうございます。卯年、大きく成長、飛躍の年となりますように。本年もよろしくお願いいたします。

焼き鳥 けむりのささみ

 駒込の好きなところは、商店街が多いところ。古くからあるお店や新しいお店に出会うことができ、毎日のお買い物や散歩をするだけで気分が上がる。駒込に住んで約三年だが、一生住みたいと思うくらい好きな街。

 特に好きなのは「焼き鳥 けむり」(田端銀座)。どのメニューもおいしいけど、ささみは自分へのごほうびとして食べます。

 焼き方がミディアムで、やわらかい。新鮮だからできる逸品です。

キャンドル作家 pom poppin candle
(https://www.instagram.com/pom_poppin_candle/)

自然に人が集まる店

 西中里公園の近くに二〇二二年七月にオープンした「黒毛和牛の仕立て屋」さんが好きな場所です。ブランド牛の卸をしているので、お肉はもちろん、お惣菜が豪華でおいしい。

 お惣菜「未完成なミートソース」は、和牛100%のミートソース。味付けをシンプルにすることで、お好みの味つけをしたり、子どもにも食べやすいようにしている人気メニュー。おつまみにおススメなのは「牛すじのすじ焼き」。

 それに、オーナー一家の人柄がとても良くて、人が自然と集まって来るところも好きです。

 公園に来たパパ・ママたち、田端銀座でお店をやっている仲間たち……自然と人が集まってくるいいお店です。

宮本健司(田端のサンドイッチ屋「FILL’S(フィルズ)」オーナー)
https://www.instagram.com/fills1003/

蝶々夫人

 オペラとは全然関係ないけれど、こまごめで「蝶々夫人」に逢った話です。

 昨年末、霧雨が降る薄曇りの午前十時頃、平塚亭近くの生垣にその方はいました。たまたま息子と通りかかると、にっこにこの笑顔の女性が一人。

「ねえ、これ見て!」突然のことに一瞬戸惑うも、よく見ると女性に手の甲には蝶が一匹。

 話を聞くと、女性は蝶々を家で幼虫から育てることがよくあり、今年(二〇二二年)も七匹羽化させたのだそう(もしかしたら七匹育てたけど羽化したのは四匹とおっしゃってたかも……、ちょっとうろ覚え)。そして今、平塚亭の前の生垣で、たまたま羽化したての蝶を見つけた、と。

「貴重だから、手に乗せてみて」そう言って、息子の腕に蝶を乗せてくれました。実は私も息子も虫が苦手。蝶が女性の手にいたときは、きれいな姿にテンションが上がるも、蝶がこちらに来た途端ビビる私たち(笑)。

「ダイジョウブ! 羽化したては飛べないから。こわくないよ!」最終的に、蝶を手に乗せた私たち親子の写真まで撮ってくれました。

 蝶々夫人、近所の方なのかしら?私と息子二人だけでは絶対に経験できなかった、蝶との触れ合いをさせてくれたことに感謝しています。

 常々こまごめって面白い街だと、思っていたけれど、今回の蝶々夫人との邂逅にはしびれました。奥深いなあ。

くれまちこ(こまごめレベル中級ライター)

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